🎧 はじめに
普段、フリーBGMを作って活動しています。
DTMや作曲に取り組んでいる方の多くは、
「自分の音楽をもっと多くの人に聴いてもらいたい」
「できれば、収益も得られたら嬉しい」
――そんな思いを抱いているのではないでしょうか。
実際、私もその一人。
音楽が大好きだからこそ、それで生活できたら本当に素敵だと思っています。
でも、現実は甘くありません。
この記事では、【なぜフリーBGMで稼ぐのは難しいのか?】
その理由を、実体験をもとに紹介します。
💰 フリーBGM作家の主な収益源
まずは、フリーBGM作家にとっての代表的な収益源を紹介します。
- 自分のサイトに掲載した音源による広告収入(AdSense)
- YouTubeやSpotifyなどのストリーミング収益
- BOOTHなどでの素材販売
- 同人イベントでの物販
- 作曲依頼
- 作曲やDTMのレッスン提供
私はまだ依頼やレッスンは受けていませんが、実際に副業として音楽で収益を得ている人たちは、これらを組み合わせて活動しています。
1. 自分のサイトでの広告収入(Google AdSense)
こんな感じの広告です
ブログ運営で一番分かりやすいのはこういった広告ではないでしょうか?
こうした広告は審査を通ったブログが掲載することで報酬が獲得できます。
ある程度ブログを継続して記事の質を担保していく必要がありますが、やる気があればなんとかなります!
◼ メリット
- 自分のブランドを作れる
- ブログとして発信できる
- アフィリエイト等との相性も良い
- うまく育てば青天井で稼げる可能性もある
◼ デメリット
- 広告を貼るには審査が必要(通らないと0円)
- 維持費が年間1万円以上かかる
- 収益化初期は月数円〜数十円レベルが当たり前
→ 私自身もブログを持っていますが、現在の広告収益は月100円程度です。
🌐 2. 大手BGMサイトへの掲載
有名どころだとDOVA-SYNDROMEさんやニコニコ動画さんが大手になると思います。
こちらは投稿したBGMが使われた際の収益や広告費をクリエイターに還元してくれます!
◼ メリット
- 知名度があるため、最初からある程度の再生数が期待できる
- サイト維持費や初期コストが基本無料 or 安価
◼ デメリット
- サイトのカスタマイズ性がほぼゼロ
- あくまで「そのサイトのBGM」扱いになり、自分のファンが付きにくい
- 広告収益や販売収益が一部しか得られないことが多い
🎥 3. YouTube・Spotifyなどからの収益
YouTubeやSpotifyでBGMを公開し、再生数に応じた収益を得るパターンです。
◼ 実情
- 再生数が伸びなければ収益はゼロに等しい
- BGMは動画系よりも再生単価が低め
- ループ動画や長時間耐久など、工夫が必要
→ 私のYouTubeもようやくチャンネル登録者1000人を超えましたが、収益化までは道のりが長いです。
🎼 4. クリエイター向け音源素材の販売
BOOTHやDLsiteなどで、ゲーム制作者・Vtuber・配信者向けに素材集を販売する手法です。
個人的に音源販売で自分のBGM集を買ってもらえた時が一番うれしいです!

◼ メリット
- ニッチながら一定の需要がある
- シリーズ化しやすく、リピーターがつきやすい
- 販売単価も自分で設定できる
◼ デメリット
- 用途ごとのファイル形式(oggやループ対応)の知識が必要
- 購入者目線の設計(ループ/音質/尺)が求められる
- 初期販売数は少なく、収益化に時間がかかる
🛍️ 5. 同人イベントでの販売
リアルイベントに参加し、CDやグッズを販売する方法です。
将来的にM3などの有名イベントに参加したいなっていうのが最近の夢です!
◼ メリット
- ファンと直接交流できる
- グッズ・パッケージで作品世界観を拡張できる
◼ デメリット
- 売れ残ると在庫リスクが大きい
- 印刷・出展費用で赤字になるケースも多い
- デジタル販売と違って製造コスト管理が必要
🎹 6. 作曲依頼の受注
音楽制作スキルを活かして依頼を受けるパターンです。
◼ メリット
- 1曲ごとの単価が高めに設定できる
- リピート受注に繋がれば安定した収益源になる
◼ デメリット
- 一定以上のクオリティや納期対応力が必要
- コミュニケーションスキルや営業力も問われる
- 納期が発生するためスケジュール管理能力も必要になる
👨🏫 7. 作曲やDTMのレッスン提供
リアル/オンラインで教える仕事です。
最近はココナラ等でも仕事があったりするようです!
◼ メリット
- 固定収入が見込める
- 時間単価は高め
◼ デメリット
- 拘束時間が発生する
- 教えるスキル・経験が必要
🧭 まとめ:音楽収益は分散&長期戦がカギ
「フリーBGMで稼ぐのは難しい」と言われる理由は明確です。
単価が低く、再生数もすぐには伸びず、収益源が限られるから。
でも、正しい戦略と地道な積み重ねがあれば、少しずつ「自分の音楽で価値を届ける道」は開けていきます。
私自身も、広告・販売・YouTubeなどを組み合わせて、少しずつ活動を広げています!
✉ 最後にひとこと
音楽で稼ぐことは簡単ではないけれど、
好きなことを続けながら誰かの役に立てるなら、それはとても価値のあることだと思っています。
「自分の音楽を誰かに届けたい」
そんな想いがある方の、少しでも参考になれば嬉しいです!
一緒に楽しい作曲ライフを過ごしていきましょう!