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クリエイター事業は専業or副業?現実的な考え方を解説!!

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こんにちは、オトです!

少し前にFP3級を取得し、現在はFP2級の勉強をしています。
普段は本業をしながら、副業として作曲活動を続けています。

僕自身、長年ずっと、

「作曲で生活できたらいいな」

と思ってきました。

本業が休みの日や、夜の余暇時間を使って曲を作ったり、ブログを書いたり、フリーBGMを公開したりしています。

ただ、活動を続けていると、ふと考えることがあります。

「このまま副業で続けていていいのか?」
「会社員を辞めて、クリエイター専業になった方がいいのでは?」

ということです。

夢を追いたい気持ちはもちろんあります。
でも、自分の生活もあります。

夢を追いかけた結果、生活が苦しくなってしまったら本末転倒です。

そこで今回は、FPを勉強している副業クリエイターの立場から、クリエイター事業を専業にするリスクについて考えていきます。

結論から言うと、僕は現時点では、

いきなり専業クリエイターになるのはかなりリスクが高い

と考えています。

特に音楽系クリエイターは、クリエイター業の中でもリスクが高い部類だと思います。

この記事では、主に以下の5つのリスクについて解説します。

  • 社会保障が薄くなる
  • 年金面で不利になりやすい
  • 需要を自分で作る必要がある
  • AIとの競争が激しくなる
  • 制作コストがかかる

目次

1. 個人事業主は会社員より社会保障が薄くなりやすい

個人事業主は、会社員と比べて社会保障が薄くなりやすいと言われます。

代表的なのが、健康保険や雇用保険です。

会社員の場合、勤務先を通じて健康保険に加入します。
条件を満たせば、配偶者などの家族を扶養に入れられる場合もあります。

一方、個人事業主の場合は、基本的に国民健康保険に加入することになります。

国民健康保険では、世帯ごとに保険料がかかります。
そのため、家族構成や所得によっては、会社員時代より負担が重く感じることもあります。

また、会社員には雇用保険があります。

万が一仕事を失った場合でも、条件を満たせば失業給付を受けられる可能性があります。
しかし、個人事業主には基本的に雇用保険はありません。

もちろん、個人事業主には、

  • 働き方を自由に決めやすい
  • 収入の上限が会社員より大きくなりやすい
  • 事業経費を使える場合がある

といったメリットもあります。

ただし、それは しっかり稼げている場合 の話です。

収入が不安定な段階で会社員を辞めると、社会保障の面で一気に不安が増える可能性があります。


2. 厚生年金がなくなると老後資金に差が出やすい

次に大きいのが、年金の問題です。

会社員として働いている場合、基本的には国民年金に加えて厚生年金にも加入します。

一方、個人事業主は基本的に国民年金のみです。

つまり、会社員は、

国民年金+厚生年金

を将来受け取れる可能性がありますが、個人事業主は原則として、

国民年金のみ

になります。

この差は、老後資金を考えるうえでかなり大きいです。

もちろん、個人事業主にも対策はあります。

たとえば、

  • 国民年金基金
  • iDeCo
  • 小規模企業共済
  • NISA
  • 事業で稼いだ資金の積立

などを活用することで、自分で老後資金を準備することはできます。

ただし、会社員のように給与から自動的に厚生年金が積み上がるわけではありません。

個人事業主になるなら、老後資金も自分で計画して積み立てていく必要があります。

「今稼げるか」だけでなく、
「将来の生活費をどう確保するか」
まで考えないといけないのが、専業クリエイターの難しいところです。


3. クリエイターは需要を自分で作る必要がある

クリエイター活動で一番難しいのは、作品を作ることだけではありません。

自分の作品に需要を作ることです。

悲しい話ですが、誰でも作れるものには大きな需要は生まれにくいです。

だからこそ、クリエイターとして収益化を目指すなら、

  • 作品のクオリティを上げる
  • 自分らしい強みを作る
  • 誰に向けた作品なのかを明確にする
  • 見つけてもらうための発信を続ける

といった努力が必要になります。

作曲であれば、ただ曲を作るだけでは不十分です。

たとえば、

  • ゲーム制作者向けのBGMなのか
  • 配信者向けのBGMなのか
  • 動画編集者向けのBGMなのか
  • 観賞用・作業用BGMなのか

によって、求められる曲も、タイトルの付け方も、販売方法も変わります。

つまり、クリエイターは作品を作るだけでなく、
マーケティングや販促活動も自分でやる必要がある ということです。

ここを考えずに専業化すると、

「良いものを作っているのに売れない」

という状態になりやすいです。


4. AIの進化で中級クリエイターほど厳しくなる可能性がある

最近は、生成AIの進化も無視できません。

正直、これはクリエイターにとってかなり大きな問題だと思います。

イラスト、文章、音楽、動画など、さまざまな分野でAIのクオリティが上がっています。

以前はAIイラストについて、

「手の形がおかしい」
「細部が変」

と言われることも多かったですが、今はどんどん改善されています。

修正機能やリライト機能も増えており、短時間でそれなりに高品質な作品を作れるようになってきています。

音楽でも同じです。

AIでBGMを作れるサービスも増えてきています。
クオリティも少しずつ上がっており、用途によっては「これで十分」と感じる人も出てくると思います。

そうなると、特に厳しくなるのは中級クリエイターです。

完全な初心者ではなく、それなりに作れる。
でも、圧倒的な個性やブランドがあるわけではない。

この層は、AIと比較されやすくなる可能性があります。

もちろん、AIがあるからクリエイターが不要になる、という話ではありません。

ただし、

  • AIでは出しにくい個性
  • 人間だからこその世界観
  • 依頼者とのやり取り
  • 作品に込めた文脈
  • ファンとの関係性

こういった部分を作っていかないと、価格競争に巻き込まれるリスクは高いです。

AIの進化を無視して、ただ今まで通り作っているだけでは厳しくなると思います。

関連記事:
AIがやばい?作曲家が考えないといけないこと


5. クリエイター活動は意外とコストがかかる

AIの話ともつながりますが、クリエイター活動には意外とコストがかかります。

作曲であれば、

  • DAW
  • 音源
  • プラグイン
  • PC
  • オーディオインターフェース
  • ヘッドホン・スピーカー
  • 音素材
  • サーバー代
  • 販売サイトの手数料

など、必要なものがたくさんあります。

さらに大きいのが、時間コストです。

1曲作るだけでも、

  • 作曲
  • 編曲
  • ミックス
  • マスタリング
  • サムネイル作成
  • 動画化
  • ブログ記事作成
  • 告知
  • 販売ページ作成

など、かなり多くの作業があります。

表に見える「曲」だけでなく、裏側の作業にも時間がかかります。

一方で、AIを使えば短時間で作品を量産できる場合もあります。

もちろん、AIにもサブスク代や修正時間、商用利用条件の確認などのコストはあります。
ただ、人間がゼロから作る場合と比べると、制作スピードの差は大きいです。

だからこそ、今後はより一層、コスト管理が重要になると思います。

  • 必要な音源だけ買う
  • セールに流されすぎない
  • 制作時間を短縮する
  • 収益に直結しやすい作品から作る
  • 無理に全部自作しようとしない

こういった判断が必要です。

クリエイター活動は、夢だけでは続きません。
事業として続けるなら、収入だけでなく支出も管理する必要があります。


まとめ|専業クリエイターは夢がある。でも副業から始める方が現実的

個人事業主には、会社員にはない大きな魅力があります。

自分の力で稼げれば、収入の上限は大きく広がります。
働き方も自由にしやすく、自分の作品を仕事にできる可能性もあります。

これは本当に夢があります。

ただし、その反面、

  • 収入が不安定
  • 社会保障が薄くなりやすい
  • 厚生年金がなくなる
  • 需要を自分で作る必要がある
  • AIとの競争が激しくなる
  • 制作コストがかかる

といったリスクもあります。

特に音楽系クリエイターは、作品を作るだけでなく、発信・販売・マーケティングまで考えないと収益化が難しいです。

だから僕は、いきなり会社員を辞めて専業になるよりも、まずは副業として続ける方が現実的だと思っています。

副業で続けながら、

  • 毎月安定して収益が出る
  • 会社員収入に近い金額を稼げる
  • 貯金や生活防衛資金が十分にある
  • 収益の柱が複数ある
  • 社会保険や年金の対策もできている

という状態になってから、専業化を考える。

これくらい慎重でちょうどいいと思います。

夢を追うことは大切です。

でも、生活を守ることも同じくらい大切です。

クリエイターとして長く活動するためにも、まずは副業で土台を作り、リスクを抑えながら少しずつ育てていくのがおすすめです。

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