アニメやゲームでもおなじみのファンタジー系BGM。
ファンタジーなゲームというとドラクエやアトリエシリーズ、アニメだと葬送のフリーレンなどのBGMが連想できる方も多いのではないでしょうか。
こうしたファンタジー系のBGMを作るにあたって、ほぼ必須となる音源。
そう、民族楽器です。
今回は、有名どころの音源からちょっとマイナーなところまで、普段私が使っている音源を紹介していこうと思います。
1.BEST SERVICE CELTIC ERA 2
私はアプデをせず廃盤になってしまった【CELTIC ERA】を使ってますが、初めて買った民族楽器音源ということで紹介させてもらいます(今は紹介しているCELTIC ERA 2が販売されています)。
この音源はBEST SERVICE社がリリースしている音源です。
名前の通り、ケルト音楽に使われる楽器が主に収録されています。
ティンホイッスル、ローホイッスル、アコギ、バグパイプ、ハープ、バウロン(手で叩く太鼓)などなど一通り揃っている音源になっています。
個人的にバグパイプ、ハープ、バウロンあたりの音が気に入ってます。
特にバウロンは音源としても珍しいので重宝しています。
音源としてはかなりクオリティが高く、種類もそろっているので
ケルト音楽を作りたい!
という方には即戦力になってくれる音源です。
ただ音のクオリティはかなり高いのですが、どれもかなりリアルな音のため雑音も少し多めです(雑音は民族楽器あるあるなので気になるならEQやディエッサーとかで処理しましょう)。
またリアルさをかなり追及しているのか、バグパイプ音源は操作に少し癖があったり、バウロンの自動演奏は若干のズレ(これがリアルさを出すこともある)がでることもあるので、この辺は少し慣れが必要かもしれません。
2.BEST SERVIC ETHNO WORLD 6
こちらもBEST SERVICE社がリリースしている超大型の民族楽器総合音源です。
収録されている音源が世界各地の音源となっており、恐らくほとんどが
な楽器ばかりだと思います。
この音源の良いところは笛、金物、鍵盤、弦、打楽器と本当に幅広く世界中の民族楽器が網羅されている点です。
普段あまりファンタジー系の曲作らないけど…という方でも、この音源をもっておくと痒いところに手が届くこともあると思います。
逆にあまりにも収録されている楽器の数が多すぎて、何がなんなのか分からなくなってしまうことも多いですが…。
また楽器だけのバンドルの他、クワイヤ(ヨーデルとか声の音源)音源のバンドルも別売り、またセットでも販売されています。
僕はセットで買いましたが、今の所クワイヤの出番は来てないですね…(いつか使いたいですが…)
3.EAST WEST Hollywood Fantasy Orchestra
こちらはEAST WEST社からリリースされているオーケストラ音源です。
名前からわかるように、ファンタジーな曲を作るためにあるためのような音源です。
迫力のあるファンタジーオーケストラを作るときに大変重宝します。
個人的には、音源としても珍しいハーディーガーディー音源やファンタジー音楽にしっくりくる和太鼓が入っているところが嬉しい限りです。
またこのシリーズにはオーケストレーター(同じシリーズの音源を使って自動演奏をしてくれるシステム)も販売されており、新しい曲を作る際のイメージを構築するのにも役にたってくれます。
こちらの音源は名前の通り【オーケストラ】の曲を作るのに向いています。
もし小編成のケルト音楽(セッションみたいな感じ)を作りたい方には不向きになるので注意が必要です。
4.IMPACT SOUNDWORKS Ventus Winds Tin Whistle
こちらはティンホイッスル単体の音源です。IMPACT SOUNDWORKS社では笛の民族楽器単体音源を多く販売していますが、僕はティンホイッスルだけ持っています。
というのもティンホイッスルはリード、つまり曲の主旋律を担当することが多い楽器でして…
言ってしまえばよく聴かれるパートになります。
と単体購入しています。
事実、音のクオリティは申し分なく、つい使いすぎてしまってる感が否めないですね。
先ほど紹介したCELTIC ERA 2やETHNO WORLD 6にもティンホイッスル音源は収録されていますが、ティンホイッスルは楽器ごとに個性が結構ある気がするので、いくつか持っていて損はないと思います。
ちなみに、私は現物のティンホイッスルも買って持ってます(全然練習してませんが)。
5.Indiginus The Fiddle
こちらはIndiginus社がリリースしているフィドルの単体の音源です。
フィドルとは基本的にバイオリンと同じものなので、バイオリン音源と思ってもらって大丈夫です。
ただ、ケルト音楽で使われるフィドルはクラシックのバイオリンと比べてキレイに、というより勢いが大事だと思ってます(説明が難しい…)
弦のカスレ感などは通常のバイオリン音源よりThe Fiddleの方が良い雰囲気を持つほか、カントリー系ミュージックにも応用できそうな感じもします。
もちろん曲によってはキレイな?バイオリンを使いたいこともあるので、その際はKOMPLETEバンドルの【STRADIVARI VIOLIN】を使ってます。
6.Native Instruments MIDDLE EAST
Native Instruments社、KOMPLETEバンドルに入っている東洋系民族楽器音源です。
こちらは革物の打楽器が多く収録されており、ファンタジーBGM特有の雰囲気を作り出してくれます。
この音源に収録されている革物音源が、ケルト音楽で使われるバウロンの代わりにもなってくれます。
また東洋系の他にもエジプトとかの砂漠をイメージした楽曲や、森やジャングルをイメージした楽曲にも使える音源になっています。
こちらは単体購入もできますが、KOMPLETE STANDARD以上に収録されているので、そちらの購入をオススメします。
まとめ
ファンタジー系BGMで重宝する民族楽器音源(有料版)を紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
民族楽器の無料音源版を紹介している記事もありますので、是非そちらも参考にしてください。
では。