この記事で分かること
- オーディオストックとは?
- オーディオストックの審査について
- 有料BGMって売れるのか?
こんにちは、クリエイターのオトです!
この度、私が作った曲をオーディオストックというBGM販売サイトに審査依頼をかけたところ、無事販売されることが決定いたしました!
DTMを始めた時からオーディオストックのことは知っていたのですが、Google検索にかけてみると…
と審査に受かるのがとっても大変!
そんなイメージがあったので、1発合格のメールが届いた時は(職場で)叫びそうになりました笑
今回はオーディオストックの審査通りたてホヤホヤな私から
- そもそもオーディオストックって何ぞや?
- いつかオーディオストックに投稿してみたい!
- オーディオストック落ちちゃった…
そんな皆様に向けて色々まとめていこうと思います!
主観が結構入ってきてしまうかとは思いますが、少しでも参考になればと思います!
では行ってみましょう!
オーディオストックってナニ?
オーディオストックとは
【日本最大級の】著作権フリーBGM・効果音の販売しているサービスです。
簡単に言うと、
一度買ってしまえば著作権を気にすることなく使える音楽素材を売っているサイト
です!
もちろん売り手であるクリエイターも一度楽曲を販売してしまえば、売れ次第収益が入るようになっています。
ストック型の収益を得るにはもってこいのサイトっていうことですね!
オーディオストックの審査について
【一度楽曲を販売してしまえば】
といいましたが、どんな楽曲でもすぐ売れるわけではありません。
そう、楽曲の審査があるのです…
審査基準についてオーディオストックのヘルプから確認すると
- ノイズが混入している
- 残響、末尾付近が途切れている
- 冒頭が途切れているor冒頭の無音が長すぎる
という項目に当てはまると審査に通らないことがあると確認することが出来ました。
各項目について少しみていこうと思います。
ノイズが混入している
ノイズが混じっている楽曲が売れないのは皆さん分かるかとは思います。
生演奏だと例えば木管楽器で鳴ってしまったリードミス(ピーッていう雑音)などは分かりやすいノイズですが、意外と見落としがちなノイズが楽曲に入っていることがあります。
それは
ホワイトノイズです。
曲が終わって無音の間、よくよく聞いてみると「サー」「ザー」「シー」といったノイズが聞こえることがあります。
制作環境によるものやPCのスペック、その他色々な要因が混ざって入ることがあるノイズです。
意外とスピーカーだけで音を聴いて作曲していると聞こえない、気づかないことがあるノイズですので、曲を投稿する前にヘッドホンやイヤホンで確認しましょう。
入っていた場合は、Cubaseの場合ですとフェードアウト処理で結構きれいに消すことができます!
他に、音割れ(バリバリ音)も立派なノイズです。
曲作りをした際に、音量のメーターが赤くなっていないか必ず確認しておきましょう!
残響・末尾が途切れている
これは本当に分かりやすいかと思います。
曲が最後ブツ!と終わってしまったら「え!?」ってなりますよね?
そういうことです笑
冒頭が途切れているor冒頭の無音が長すぎる
いきなり曲が途中から始まったり、逆に曲を再生したのにいつまでたっても曲が始まらない…
さすがに困りますよね?
オーディオストックでは最初の無音時間は0.5秒以内で始まるように設定してくださいと記載があります(ループ素材を除く)
この設定は必ず守るようにしましょう
他に審査基準ってあるのか考察
ここからは私の考察になるので、参考程度にしてください。
正直、オーディオストックのヘルプに載っている内容は曲作りをするうえでは当たり前な内容になっています。
恐らく、既にオーディオストックに投稿して落選してしまった方はご存じのことかとは思います。
ではヘルプにある項目以外で可能性がある項目を見ていきましょう!
需要がない(見込めない)
例えばイントロはユーロビート風、ABメロは演歌調、サビはジャズでCメロはケルト風の楽曲があったとして…
どこで使えばいいんでしょうか?笑
今のは極端な例ですが、曲(商品)を販売するにあたって使いやすい、需要が見込める曲を作らないといけません。
どんなに自信作でも、使用用途が見当たらない楽曲は受からないかもしれません。
曲内で使っている楽器がノイズ判定されている
普段ケルト風のBGMを作ることが多い私ですが、よく使っているソフト音源で音の処理に関して物凄く注意しているものがあります。
それがこれ、【CELTIC ERA】に含まれているアイリッシュフルートです。
ちなみに今は【CELTIC ERA】は絶版になっており【CELTIC ERA2】が販売されています(2022.10現在)。
https://sonicwire.com/product/B7729?utm_source=google&utm_medium=pmax&utm_campaign=00_SW_PMax&gclid=Cj0KCQjwnvOaBhDTARIsAJf8eVOEfu-ZtqJeIxcfvYOEAXDuFptHf6oH5G4z_n_5orYy5DiN2MH8xLQaArNjEALw_wcBこのアイリッシュフルート、通常のフルートとは異なり柔らかい音が特徴なのですが、1つ重大な欠点があります。
それは
2000Khz~のノイズが凄い笑
です。
アイリッシュフルートの音↓
もしかしたら分かりにくいかもしれないので、雑音が混じるところをVitaminというプラグインで強化してみました
風切り音というか歯擦音?のような音がなっており、特に処理をせずに使用してしまうと後々とんでもない量のノイズが入ることになります。
ちなみに歯擦音とは
歯擦音(しさつおん、英語: Sibilant)とは、摩擦音の一種で、舌を使って狭めを作ることによって速い気流を生じさせ、その気流を歯の裏などに当てることによって強い噪音を発するものをいう。
Wikipediaより
です。
サ行を発する際にでる「スー」っていう音です。
曲作りの際に歯擦音の処理はしてますが、本来アイリッシュフルートの音源としてはノイズが入るのは正しいものになります。
しかし、楽曲としては雑音ですので削ってます。
リアル志向も大切ですが、こういった処理ができているかも大事な要素だと思われます。
https://wavesjapan.jp/plugins/vitamin音源の質が悪い
使っているツールのせいにするのはナンセンスかもしれませんが、それでも音源の良し悪しは楽曲のクオリティに直結します。
DAWに付属しているマルチ音源やフリーで公開されている音源が全く使えないわけではありませんが、やはり有料で販売されている音源と比較すると見劣りする物があります。
やはり売り物としてのBGMを作っているのです。
できる限りいい音源を使った方がいいでしょう。
DTMのスキルを向上させるには…?
今はYouTubeや書籍などで、DTMに関する知識は比較的簡単に手に入ります。
しかし、情報が多い故に適切な知識を探すのに苦労したり、どうしても分からない点が出た時に対応できないケースも多々あります。
そういったときはスクールに通うのも一つの手段です!
実のところ、私自身DTMを始めてからスクールに通っています!
もともとDTMだけ習っていたのですが、今は作曲活動に生かすべくアコギも習い始めました。
個人的には独学でもDTMはできると思いますが、実際に音楽の現場で働いているプロに習うというのは、DTMのこと以外にも業界のことなども一緒に学べます。
本気でDTMをするのであれば、検討する価値はあると思います。
実際に通っているスクールはこちら↓
まとめ
実はこの記事を作っている間に別の楽曲も審査に通りました!
系統は結構異なる曲だったのですが、無事通ってほっとしてます。
2曲目も審査に出す際には上記のことを結構気にかけていたので、審査に通っていることから少なくとも的外れになっていることはないと思います…
少しでも参考にしていただければ幸いです!
では!